「第3回 認知症講演会」 活動報告 2020.11.10 「第3回 認知症講演会」 日 時 令和2年11月1日(日)13:30~15:30 場 所 ウイメンズプラザ新居浜 3階 多目的ホール 参加者 138名(関係者含む) 主 催 新居浜市 地域包括支援センター 共 催 認知症の人と家族の会 愛媛県新居浜支部 社会福祉法人 三恵会 福祉館恵海 社会福祉法人 三恵会 きぼうの苑 社会福祉法人 はぴねす福祉会 NPO法人 ひらめき 新居浜医療福祉生活協同組合 すみの見守り・SOSネットワーク協議会 泉川見守り・SOSネットワーク協議会 内 容 【身近な人が認知症になったなら】 ◎第1部 「耳を傾ける ~認知症の基礎知識と接し方について~」 講師:田中 加代 氏(愛媛県認知症介護指導者) 具体的なエピソードやイラストを交えつつ、認知症の方の感覚について参加者全員で考えました。 認知症の基礎知識と合わせ、認知症当事者に対し、介護者は「できなくなったこと」よりも「できていることに目を向ける」ことの大切を伝えられました。 介護者として「どのようにすることが当事者にとって良いのか」を考えるは、本人の尊厳にもつながります。 介護者のリフレッシュも大切として、「笑い」の大切さについても触れられていました。 ◎第2部 「悩みながら、自分なりの介護をみつけるまでに」 講師:齋藤 ミヤ氏(傾聴ボランティア顧問) 認知症の家族を介護する中で感じた、「認知症についての正しい予備知識を持つ」と「認知症になっても心は残っている」ということ。 一番近い家族だからこそ感じる葛藤を踏まえ、周りの助けを得ながら、たどり着いた「穏やかで、温かい介護の大切さ」についてご講演いただきました。 ◎講演会参加者からの声~認知症の人を地域で見守りあうために、私たちにできること~ ・認知症について正しい知識を持つ ・まずは「あいさつ」からはじめる ・根気よく、ゆっくり話を聞く ・ゆったりした気持ちで、その方に寄り添う ・普通に笑顔で接する ・近所づきあいを大切にする ◎市民の皆さまへ 認知症は誰もがなり得る可能性のある「病気」です。 認知症を恐れるのではなく、認知症になっても地域で生活し続けることができるよう、一人ひとりが認知症について「考える」こと、声かけなど「行動する」ことを生活の中で、意識していただけると幸いです。 誰もがなり得る可能性があるからこそ、地域全体で「認知症に備える取り組み」が大切です。 地域包括支援センターでは認知症の「予防」から、発症後の「支援」に至るまで様々な相談に対応しております。 また、地域での見守り合いを広めていくために、認知症サポーター養成講座や認知症高齢者見守りSOSネットワーク等を実施しております。